代表挨拶 Greeting

最善を尽くせ、しかも一流であれ

「山梨県士業連携協会」代表理事の古屋文和と申します。当協会の所属会員を代表し、ご挨拶させて頂きます。

私の大切にしている言葉に、「清里の父」として有名なポール・ラッシュ博士が残された
「Do your best and it must be first class (最善を尽くせ、しかも一流であれ)」という言葉があります。

「最善を尽くせ」とは

「最善を尽くせ」について、皆様は、私たち専門家は、ご依頼者様からのご相談に対し「最善を尽くす」ことが当然だと考えていらっしゃると思います。

ただ、全ての専門家は、ご依頼者様がお望みになる最善を尽くしているのでしょうか?

学生時代、「四当五落」という言葉を両親からよく聞かされました。
この言葉は「寝る間も惜しんで四時間睡眠で勉強すれば合格できるが、五時間も寝ているような怠け者は不合格になる。」という意味ですが、私自身は「最善を尽くす」ということは、そのような状態まで自分自身を追い込んで初めて使う言葉だと両親から教わりました。

また、テニス指導者の福田雅之助氏は、著書「テニス・この一球」の中で、「この一球は絶対無二の一球なり、されば身心を挙げて一打すべし、この一球一打に技を磨き体力を鍛へ精神力を養ふべきなり、この一打に今の自己を発揮すべし、これを庭球する心といふ。」と記されています。
「この一球は絶対無二の一球なり」という箇所は、1995年のウィンブルドン選手権4回戦で、松岡修造氏が勝利を目前に叫んだ言葉としても有名です。

分野は違うかもしれませんが、ご依頼者様が私たち専門家に望む「最善を尽くす」姿勢とは、このような姿勢なのではないでしょうか。

また、「最善を尽くす」には、自分自身のご依頼者様と向き合う姿勢だけではなく、弁護士であれば、弁護士法人という組織を作り所属弁護士同士で知識や経験を結集させること、自らの法人に欠けているものがあれば専門性を有する他事務所の弁護士の力を借りること、さらに士業の垣根を越えて他分野の専門家と連携することなどの仕組みを構築することも含まれると考えます。

「士業の垣根を越えて他分野の専門家と連携」という箇所が、まさに"当協会の存在の意義"になります。

「しかも一流であれ」とは

次に、「しかも一流であれ」ということについてはどうでしょうか?私は、ご依頼者様のご相談に対し、最善策をご提案できることが一流と考えています。
どれだけ最善を尽くそうとも、ご提案が最善策でなければ、真の意味でご依頼者様のためになりません。

普段、ご依頼者様から頂くご相談は、法律の解釈や、書籍やインターネットで調べれば一定程度同じ答えに辿り着けるような簡単なご相談は少なく、同じ資格を持つ専門家でもご提案に相当な違いがでるようなご相談ばかりです。
同じ資格を持つ専門家なのになぜご提案に違いが生じるかといえば、人としての総合力に大きな差があるからで、専門家と名乗っていても、そのご提案が「最善策」であることが担保されている訳ではないのです。

私たちの目指すもの

ご依頼者様は、私たち専門家がトライ&エラーを積み重ねながら成長するための実験台ではありません。
当協会の所属会員は、ご依頼者様の人生に大きく関わることの責任の重さを受け止めた上で、「最善を尽くす」という志の下で連携し、ご依頼者様に最善策をご提案することを目指しています。

当協会は、ワンストップサービスを目指すものではないため、当協会の内外を問わず、「最善策を導き出すための連携」を積極的に進めてまいります。

皆様におかれましては、何かご相談がある場合、当協会の会員がどのようなご提案をするかどうぞお試しください。

一般社団法人 山梨県士業連携協会

代表理事 古屋文和

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